先日腕のリンパ浮腫で海外の60代の方がご来院されました。乳がんで治療を受けた後腕がパンパンに張ってきたけれどお国でも日本でも治らないと言われたようです。確かに手はいわゆるグローブのように丸く腫れ腕全体が赤く張っており、指も力が入らず曲がらないとも言っておられます。
ほかの所でも書いておりますが、手の甲はご自分でまじめにしっかり治療すると改善しやすく、また炎症がある場合は炎症を治療することで急速に改善が期待できます。その旨を丁寧にご説明し、当日は1本の包帯のみ、あとは指示通りの生活をして頂きましたところ、約2週間後再来時にはかなり改善しました。初診時翌日にすでに相当良くなったそうですが、再来時は遠い道を来たのでその間に少し戻ってしまった、とのことです。とても良くなったのでご本人のご希望通り弾性スリーブ着用開始しましたところ、Lサイズがスムーズに入り、左右較べて、”ほとんどワカラナイ”と嬉しそうに仰いました。神経障害で曲がらなかった指も少しずつ動くようになっては来ていたようで、”きっと良くなる”と笑顔でつぶやいておられたのが印象的でした。
体調が悪くなった時の気持ちの持ちようは人様々と思われます。この方はお会いしていて反応がとても率直で、失礼ながら可愛らしく、自分がその立場になったらそのような受け止め方ができるのだろうか、と思わされてしまいます。
写真は東京有明のビックサイト、改めて大きな建物です。(廣田彰男)
