糖尿病診療開始のお知らせ

リンパ浮腫

リンパ浮腫の検査法

 リンパ浮腫の治療において、治療方法の選択や治療効果を見るために何らかの方法で評価しなくてはいけません。ですがリンパ管は画像や機能評価がとても難しく、臨床的には簡易に用いることのできる方法はありません。一般的に治療の評価は患肢周径を計りますが、これはリンパ管の機能が改善したか否かとは別問題です。

 リンパの評価には①リンパ管の解剖と機能と、その結果生じる②むくみの状態、の2つがあることを分けて考えると分かり易いかと思います。リンパ管機能は臨床的に簡便に見ることはできないので、通常は②むくみの状態を見ていますが、これは①リンパ管の状態をみているものではありません。あくまで、リンパ管の働きやその他多くの影響の結果としてのむくみの状態を見ているだけです。そのむくみ自体も極めて自在に動き回り、同じ状態が長くは続きませんのでむくみの評価も大変難しいです。たとえば、脚の太い方が、肺炎にでもなって入院して1週間でも寝続けていると、別にリンパ浮腫の治療などしなくても相当に細くなってしまいますが、細くなったからリンパ浮腫ーリンパ管の機能が改善したとは言えないのです。(深大寺 廣田彰男)

 

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