糖尿病診療開始のお知らせ

リンパ浮腫

リンパ浮腫複合的治療料 ー基本を見直すー

 リンパ浮腫の治療は保険診療ではかなり制限されています。重症の方は200点(¥2,000)、重症でない方は100点。重症と言うのは医学的にはかなり太い方になりますから、よほどでない場合には通常”リンパ浮腫”というのは”重症でない”範疇に入ります。  

 弾性着衣又は弾性包帯による圧迫、圧迫下の運動、用手的リンパドレナージ、患肢のスキンケア及び体重管理等のセルフケア指導等を適切に組み合わせて、「重症の場合」は1回 40分以上、「重症でない場合」は1回 20分以上行った場合に算定できます。逆に言うと、医療機関側にとって重症でない方は20分以上過ぎての対応は収入には直結しません。さらに、一連の治療において、患肢のスキンケア、体重管理等のセルフケア指導は必ず行うこと、とされています。したがって、保険医療機関でゆったりとリンパドレナージを施行して頂く事はほとんど不可能とも言えます。

 また、 リンパドレナージに関して、リンパ浮腫治療は医療行為ですから、”専任の医師が直接行うもの又は専任の医師の指導監督の下、・・・・あん摩マッサージ指圧師が行う場合は、専任の医師、看護師、理学療法士又は作業療法士が事前に指示し、かつ事後に報告を受ける場合に限り算定できる。”とあり、保険診療ではあくまで医療機関内での施行が要件となっております。

 実際は違うと思う場合もあるかもしれませんが、医療規則というのは大変厳しいものがございます。私たちは法に反しないよう最大限の注意を払っております。(廣田彰男)

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